GVHD・膝の痛み
半年ほどたちますが、いまだに、免疫抑制剤とステロイドを服用しています。
左 免疫抑制剤 右 ステロイド
その理由は、新しい細胞が私に馴染んでおらず、私の体を敵とみなし、攻撃するからです。
ステロイドの量を減らすと、体のいたるところに、不具合が出ます。
新しい細胞が、移植者の体を攻撃することを、GVHDと言います。
私は現在、膝の痛みがあります。(2020.3.11)
GVHDの症状は様々で、人それぞれ症状は違います。
2か月前には、ステロイド減量中に、体調を崩し、帯状疱疹にもなりました。
その時は、体中の関節が痛くなり、特にひどかったのが、手の関節です。
蛇口を閉めたり、ペットボトルのキャップを、開けることがなきないほどの痛みがありました。
そして、食欲もなくなり、たくさん食べると、嘔吐するようになっていました。
そのせいで、栄養をしっかり取ることが出来なくなり、体調を崩したのだと思います。
GVHDの症状は、ステロイドをゆっくり減量することで、起きずらくなります。
帯状疱疹になってからは、減量中のステロイドを増やしたため、しばらくは帯状疱疹以外の不調は感じませんでした。
帯状疱疹が落ち着いてきて、また、ステロイドの減量をしました。
すると、膝の痛みが出現しました。
一度、体調を崩したこともあり、ステロイドの減量は、以前よりもさらに慎重になっていたため、膝の痛みだけですんだのかもしれません。
食欲減少や、お腹の不快感などは今の所ありません。
あまり、動かなければ、痛みも感じないので、大きな不調ではありません。
だだし、立ち上がったり、座ったりするときに痛みが生じます。
そして、歩くスピードは遅く、走ったりすることもできません。
生活する上で、大きな問題はありませんが、やはり少し不便さ、不快感を感じます。
そこで、この痛みがどうにかならないかと思い、自分なりに考えてみました。
膝の痛み改善方法
お風呂に入っている時は、痛みを感じにくいようです。
私は、お風呂はシャワーで済ませているのですが、温かいお湯を膝に当てると、痛みが軽減します。
その理由を調べてみました。
膝の痛みの原因
まず、私の膝の痛みの原因は、GVHDによる膝の内部の炎症だと思います。
目で見える範囲では、膝が腫れてはいません。
高齢の方に多い、膝軟骨のすり減りによる、骨と骨が当たって痛みが出る症状とは違うと思います。
もしそうであれば、ステロイドの量が多い時でも、痛みが生じるでしょう。
新しい細胞が、骨を攻撃するのであれば、動いていない時も、膝や体が痛いはずです。
温めると痛み軽減
なぜ、膝を温めると、痛みが軽減するのか?
その理由は、簡単に言うと、血流が改善するからです。
患部を温めると、その部分の血管が拡張することで、血流が増加します。
すると、患部からつくられた、痛み物質が流れるため、痛みが軽減または、なくなるのです。
痛みが発生する仕組み
痛みが発生すると、筋肉が緊張するため、血流が悪化します。
そして、血流の低下が続くと、組織が酸素欠乏となり、新陳代謝が悪化します。
組織の障害により、痛み物質が作られ、痛みを起こすようになります。
血流が悪い状態だと、患部に痛み物質が残り、痛みが増します。
この悪循環で、痛みが続くケースがあるのです。
患部を温めると、血流が改善し、作られた痛み物質が流れることで、痛みが軽減します。
そのため、シャワーのお湯を膝に当てると、痛みが無くなったのです。
鎮痛剤の効果
障害を受けた細胞から、プロスタグランジンという「痛み・熱・腫れ」を引き起こす成分が作られます。
この後さらに、神経を過敏にするブラジキニンという物質が出されるため、痛みが強くなります。
解熱鎮痛薬のバファリンや、ロキソニンは、このプロスタグランジンが出来るのを抑えることによって痛みや熱・腫れを軽減します。
バファリンや、ロキソニンが効かない場合は、痛みが出る仕組みに、プロスタグランジンが関係していないことがある様です。
神経痛などが、それにあたります。
膝痛におすすめ商品
膝サポーター
私は購入してさっそく使ってみましたが、痛みが軽減しました。
つける前は立ち上がる時に何かにつかまって、手の力で立ち上がるようにしていました
それでも痛みが強かったのですが、サポーターを付けてから、多少痛みはありますが、腕の力ほとんど使わずに立てるようになりました。
膝を曲げ伸ばしをしていると、サポーターの上下が縮まるため、立ったり座ったたりする前に、サポーターを上下に伸ばしてください。
そのままの状態だと、サポート力が減少します。
ケンユー ちょいぬくジェルカイロ
このカイロは、レンジで温めて、何度も使用できます。
そして、使い捨てカイロより少し大きいサイズなので、膝に当てて温めるのにちょうどいいのです。
私は、こちらを2つ購入して、両膝を温めています。
温めてすぐは、痛みが軽減したようには感じませんが、しばらくすると、痛みが減りました。
痛みがある方は、試してみるのもいいかもしれません。
膝に使わなくても、冬場には活躍できるので、買って損はないと思います。
膝痛改善・商品レビュー
サポーター
サポーターをすることで、膝の曲げ伸ばしが楽になり、痛みが少し減りました。
曲げ伸ばしをしているうちに、少しずれてきます。
ずれたまま、立ち上がると、サポート力が弱いので、膝の痛みが増します。
その時は、しっかり元の状態に戻すことで、サポート力が戻ります。
あと、筋肉がなく脂肪が多い方だと、サポーターが食い込みます。
私は入院中はベットで過ごし、今もほとんど家のソファーで過ごす時間が長いので、筋力がかなり低下しています。
そのため、太ももがハムのようになってしまいます。
温熱ジェルカイロ
電子レンジで、40秒ほど温めれば、30~40分程度温かさが長持ちするという商品です。
あまり長く温めると、破裂の危険があるので、長く温めすぎてはいけませんが、少し長めに温めることで、1時間程度、温かさが持続しています。
使用場所は部屋の中で、暖房をつけて過ごしています。(3月)
最初は膝を温めていましたが、少し上を温めた方が、私には効果がある様です。
温めていると、痛みが減りました。
カイロを膝にのせていては、動くことが出来ないため、ゴムで固定して生活しています。
湯船につかる
シャワーやジェルカイロで膝を温めるのも効果的ですが、湯船にゆっくりつかるともっと効果が大きいかもしれません。
膝の一部だけでなく、全身の血流が良くなることで、新陳代謝が促進されます。
作られた痛み物質も患部から流れることで、痛みが改善すると思われます。