退院3週間目
急性リンパ性白血病の治療を終え、2020年10月23日退院してから、約3週間たちます。
体の不調を感じることはあまりなく、過ごしています。
だだし、体力面では、健康な時と比べると、衰えを感じます。
さい帯血移植(骨髄移植)後は寝たきりが長かったため、体力回復のため、退院する1か月前から、病院内を歩いて運動をしていました。
そのため、ある程度、体力も回復していると思っていました。
しかし、退院してみると、外の世界は、もっと体力を使います。
入院中は、運動のために歩くことはあっても、それ以外で歩くことも少なく、自分で何かをすることもないため、ほとんど、体を動かすことがありません。
外の世界は、普通に生活するだけで、たくさん動き、歩きます。
買い物に行けば、重い荷物を持ちます。
料理や、掃除をすれば、体を動かします。
思ったよりも、体を使うことが多いと感じました。
普段の生活で、体力の衰えを感じたため、私は家の近くを、歩いて体力をつけることにしました。
以前、家の近くを走っていたことがあったため、少し走ってみました。
しかし、息が切れて、全く走れませんでした。
無理をすると、まだよくないと思い、走るのはやめて、歩くことにしました。
今は歩いたり、家事をすることで、体力をつけています。
太陽光と熱
お医者さんや看護師さんからは、日焼けに注意するように言われていました。
退院時期が丁度、秋だったため、日焼け対策は自然と出来ていました。
長袖を着る多め、日焼けすることはなかったのですが、外に行くと太陽の熱が洋服越しでも、熱くピリピリします。
特に、黒い服を着ると、熱さを感じます。
熱いというのは、真夏に海で、日焼けをしているような感覚です。
洋服越しでも、日焼けしているように、肌が焼かれているような感覚があります。
初めは、足の方(太もも・ふくらはぎ)が、熱でピリピリしていたため、皮膚が薄い所が、ピリピリ感じるのかと思っていました。
黒いパンツを入っていたため、熱を吸収して、熱さを感じていたようでした。
しかし、上着で、黒めの洋服を着ていると、腕もピリピリしました。
黒めの服は、熱を吸収するため、皮膚が薄くなった人には、肌が焼けるようにピリピリしてしまうようです。
爪・皮ふの乾燥
手の乾燥
退院して1週間は、手の乾燥がひどく、手を洗うたびにハンドクリームを塗って、手袋をはめていました。
2週間すぎたあたりから、手の乾燥が少し良くなってきました。
しばらくは、夜だけ手袋をはめるようにして、さらに良くなってきたため、手袋をつけなくても良くなりました。
今は、乾燥が気になる時だけ、ハンドクリームを塗るようにしています。
爪の乾燥
爪の乾燥は、マニュキュアを塗っていれば問題はありません。
放射線治療か、抗がん剤のせいか、副作用で爪に段差ができているため、その段差が気になります。
段差を目立たなくするために、少しやすりで、爪を削ったのですが、あまりやりすぎると、爪が薄くなるため、段差を完全になくすことはできませんでした。
口内炎
口内炎は、さい帯血移植(骨髄移植)前後から、ひどくなる人もいますが、私はあまり悪くなりませんでした。
しかし、退院して、しばらくすると、舌の中央や唇が荒れている感じがしました。
「口内炎かもしれない」と思いましたが、違いました。
原因は、軽い火傷です。
退院して、感染症や食中毒を予防するため、作り置きをせず、飲み物は飲む時に、お湯を沸かして飲んでいました。
そのため、舌や、唇が火傷していました。
ひどくなるといけないので、今はしっかり、冷やして飲むようにしています。
低温調理・食中毒
退院して、1週間後の夜ご飯で、軽い食中毒を起こし、吐き気と下痢になりました。
その時は、鶏肉に火が通っていなかったため、かじってすぐに、戻して、温めなおしました。
そして、同じ日に作った、茶碗蒸しも生で、固まっていませんでした。
しかし、私は茶碗蒸しを、そのままスープのように飲んでしまいました。
どちらも生だったため、食中毒を起こしたのだと思います。
大事には至らなかったので、良かったのですが、これからは、しっかり火が通るようにしています。
茶碗蒸し
入院中に、病院の茶碗蒸しが美味しくて、私は茶碗蒸しにハマっていました。
1週間前に、茶わん蒸しで、体調を崩しましたが、しっかり固まれば、大丈夫だと思っていました。
茶碗蒸しを作る際、固まっているか確かめるために、器を斜めにし、固まっていなければ、水分が、流れてきます。
固まっていれば、水分は流れてこないようなので、チェックしながら、温めていました。
今回はしっかり、固まっていたため、問題ないと思い、食べてみましたが、少し具合が悪くなりました。
なぜ具合が悪くなったか、考えてみると、固まった茶碗蒸しでも、加熱時間と、温度が足りなかったため、菌が繁殖したり、死滅しないのかもしれません。
茶碗蒸しは、沸騰させると、「す」が入ります。
「す」とは、茶碗蒸しを沸騰させると、表面がボコボコになったり、陥没したりして、硬い茶碗蒸しになってしまうことです。
病院では食べても具合が悪くなることはありませんでした。
おそらく、免疫力が低下してい患者さんも多いため、細心の注意を払って、加熱時間も長くしてるのだと思ます。
味噌汁
生みその、インスタント味噌汁飲んで、少し具合が悪くなりました。
味噌は、沸騰させた味噌でなければ、摂取していけませんでした。
沸騰したお湯を使えば、味噌の菌が死滅するかもしれないと思い、お湯を器に注いで、そのまま飲んでしまいました。
「ちょっとくらい大丈夫かな」と思っても、免疫抑制剤を使用中は、気をつけなければいけないと思いました。
足がつる
退院して、足がつるようになりました。
入院中は、足がつることもなく、入院前も足がつることはありませんでした。
入院前と、退院してからでは食生活が変わっています。
もしかすると、栄養が偏っているのかもしれません。
入院前の食生活は、栄養不足を補うために、青汁や、プロテインを飲んでいました。
退院してからは、青汁とプロテインをやめ、食事で栄養を取ろうと意識して、作っているのですが、偏っているのかもしれません。
足がつる原因は、ミネラル(カルシウムやマグネシウムのミネラルや、ビタミンE)が不足すると、起こります。
また、運動などによる筋肉疲労が原因で、起こる場合もあるようです。
髪の毛
退院してから、家にいる時は、常に帽子をかぶっています。
そのため、あまり自分の髪の事を考えることはありません。
3週間たって、ふと鏡で自分の頭を見てみると、髪が生えていました。
頭頂部よりも、生え際が、多くは生えています。
ウィッグ
今は、髪型を楽しむため、ウィッグを2種類持っています。
ロングヘアーと、ショートヘアーです。
夏は、ロングは暑いですが、冬なら、ロングでも問題ありません。
ちょっと外に出る時ように、サッとかぶることができる、毛付き帽子も持っています。
入院中
退院後3週間
ウィッグ
髪がなくなたら、美容室に行く必要がなくなります。
その分、ウィッグで自分好みの髪型を楽しむことが出来ます。
自分の好みのウィッグをみつけてください。